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The place where mother sleeps

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母は

わたしの住処の

近くにいる

 

郷には

八代続く広い墓地は

あるのだけれども

 

わたしの

心の拠りどころになるようにと

母は

近くで眠っている

 

 

 

母の

死因は癌だった

当時、病気を

本人に告知はしないのが一般的だった

 

母のお腹に

はじめて激痛があってからの

一年と半年の間 ニ回の手術をした

 

一度目は大腸の癌を摘出し

肝臓に転移した癌に

週に一回

抗がん剤を注入するために

機械を埋め込んだ

 

二回目の手術は

転移した卵巣の大きな癌を摘出する手術

 

病気の進行と

抗がん剤の副作用との格闘は

わたしの想像を絶していたと思う

 

 

母の癌を宣告されても

わたしが

涙を流すことは許されない

 

母を近くで見ていたわたしは

辛かったけど   

生きるということ

死ぬということ  

まざまざと直視した時間だった

 


母と

母の周りで 起きているものごと

関わった人たち

それぞれの人生…

 

それを

言葉にすることは難しい

みんながみんな精一杯

表面的なものに同じものなどない


だがしかし


みんなみんな

同じ

精一杯

 

そして

 

精一杯
生きている上で

なにを大事にするべきか

選択できるものはある

 

 

 

 

母は

この世界への別れのときまで

愛を乞う女性だったように

わたしには見える

 

 

そのとき

わたしが

建てたこのお墓に在る

「愛」 の 意味

 


母が生きている

その時間に

母を

理解してあげられなかった

わたしは

 

 

現実にいま

母に触れることができないけれども

 

亡き母を

愛しく大切にしたい気持ちがある

 

 

それは

母と同様に

愛を乞うていた

わたし自身をも

愛で満たしてくれる

 

 

母の人生は

最後の最後まで

dramaticだった

 

 

 

 

。。。今日は一足先に

happy Xmasを

お祝いして来ました とさ。。。^^